耳鼻咽喉科、アレルギー科

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外耳道炎

外耳道炎とはどんな病気?

下の絵の外耳道というところ(耳の穴から鼓膜まで:耳あかがたまる場所)が、ばい菌により腫れたり、赤くなる病気です。多くの場合、耳掃除のしすぎ、耳かきやつめで外耳道に傷をつけることで起こります。痛み、かゆみ、耳だれ、耳のつまった感じ、耳鳴り、聞こえにくい感じといった症状があります。痛みが強い時には夜も眠れないこともあります。

外耳炎のイラスト

治療方法

治療としては、外耳道の消毒、抗生剤(こうせいざい:ばい菌をやっつける薬)の入った軟膏や点耳液を使います。ひどい時には抗生剤の飲み薬や、かゆみが強い時にはかゆみ止めの飲み薬が必要になることがあります。

ご注意いただきたいこと

外耳道炎で治療を受ける方は、耳掃除をしすぎている方が多いです。耳掃除をしすぎると、こすれてすり傷になり、ばい菌が外耳道でかえって悪さをしやすくしてしまいます。
多少のかゆみは耳珠(じじゅ:耳の穴の前の出っ張り)を圧迫するようにしてやり過ごしましょう。お風呂で耳に水が入り、翌日になっても気になるようなら、耳鼻科で耳掃除を受けましょう。通常の耳掃除は、2〜3週間に1度が理想的です。特に外耳道炎がある方は、完治するまでは耳をさわらないようにしましょう。

通院治療中は耳かきでも綿棒でも、耳の中の掃除は不要です。
耳から耳だれが出る場合にはやさしくティッシュペーパーで拭き取りましょう。
耳の詰まった感じや痒みが気になる方は早めに受診してください。