耳の聴こえが気になる方へ
日常生活の中で、ふとした時に「以前より耳が聞こえづらくなった」と感じる方がいるかもしれません。耳の聴こえに関するお悩みについてよくご相談をお受けします。聞こえづらさは日常生活に大きく影響を与え、特に煩わしさを感じながら生活するのはとてもストレスを感じるものです。耳の聴こえで気になる場合は、早期に耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
聴力検査を受けましょう!
聴力検査とは、耳の聴こえの程度を調べる検査です。難聴の症状がある場合には、原因が耳のどの部分にあるかを検査します。外耳から中耳までの部分に難聴の原因がある場合を伝音難聴、内耳から脳までの部分に難聴の原因がある場合を感音難聴と言います。ただし、難聴といっても人によって感じ方はさまざまで、耳の聴こえが悪くなったと感じる人もいれば、耳に違和感をおぼえるだけの人もいたりとさまざまです。主に下記に項目に当てはまる方は難聴の可能性もあるため一度、耳鼻咽喉科で聴力検査を受けることをおすすめします。
【気になる症状】
・特定の音だけが聞き取りにくい
・聞き間違いが多い
・会話中によく聞き返す
・夕方になると聞こえにくくなる
・呼びかけに気づかないことがある
・耳に違和感を感じる
・聞こえにくさを感じたり家族に指摘されたりする
・耳の詰まった感じや耳鳴りが続いている
・めまいがすることがある
聴力検査は、耳の聞こえだけでなく、背景に隠れている病気の診断をするためにも行われます。耳の聴こえだけの問題だと思っていたら、実は直ぐに治療が必要な場合もありますので、気になる症状があれば聴力検査をお受けすることをおすすめします。
聴力検査でわかる病気
<感音性難聴>
・突発性難聴
・メニエール病
・加齢性難聴
・内耳炎 など
<伝音声難聴>
・中耳炎
・耳硬化症
・耳管狭窄症
・耳垢塞栓 など
耳の聴こえが気になる方へ
耳が聞こえづらくなる原因は、ストレス、疲労や外傷による損傷などさまざまです。ただ先述の通りメニエール病や耳硬化症、耳管狭窄症など難聴が伴う病気の可能性もあります。少し耳の聴こえに関してお悩みをお持ちの場合は自己判断をせず、耳鼻咽喉科で聴力検査をお受けいただくことをおすすめします。