おたふくかぜ
おたふくかぜとはどんな病気?
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスというウイルスに感染することで発症します。【耳の下、頬の後ろ側、あごの下】のまず片方が腫れ始め、1~2日間で両側が腫れてきます。(まれに、片側だけしか腫れないケースもあります。)最初は腫れている耳の下、頬の下などが痛みます。腫れと痛みがひどいと、食べ物をかめない、飲み込めないなどの症状があらわれます。腫れは1週間~10日間でおさまります。多くの場合、発熱もみられ頭痛、腹痛などがあらわれる場合もあります。
治療方法
痛みや炎症をしずめるお薬、解熱剤を服用して頂きます。
ご注意いただきたいこと
おたふく風邪は飛沫感染(空気感染)するため、外出は避けるようにしてください。
また、おたふくかぜから合併する病気(高度難聴、髄膜炎、脳炎、精巣炎、卵巣炎など)がありますので、下記の症状のある場合は、必ず診察を受けるようにしてください。
- 突然聴こえなくなった、子供がテレビに近づき片耳を寄せて聞いている
- ひどい頭痛、発熱、嘔吐、下痢、けいれんなどの症状がある
- 1週間以上たつのに、耳の下の腫れがひかない
- 熱が5日間以上続いて治まらない
- 耳の下の腫れが赤くなる
- 男性では睾丸の痛み、女性では下腹部痛があります。