耳鼻咽喉科、アレルギー科

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仮性クループ

仮性クループとはどんな病気?

ウイルスや細菌に感染し、のどの奥の方で、気管の入り口にあたる喉頭(こうとう)に炎症が起こり、声帯の下の部分がはれてしまう病気です。はじめの症状は発熱やのどの痛みを伴った風邪のような咳ですが、次第に声がかすれ、犬の遠吠えのような「ケンケン」という咳をするようになります。喉頭部分は気道の中でも狭い場所なので、ここが炎症を起こしてはれると、咳が出るだけでなく、呼吸困難を引き起こすこともあります。とくに3歳までの乳幼児に多く見られます。

治療方法

のどの吸入を行い、炎症を鎮めてゆきます。また、炎症を鎮めるお薬も処方します。

ご注意いただきたいこと

  • 大気の乾燥はのどを痛めやすくなります。咳がひどくならないよう、適度に加湿をします。
  • 寝かせる時は背中にクッションなどをあて、上半身を高くすると呼吸が楽になります。
  • のどの安静がとても大事なので、なるべく泣かせないようにしましょう。
  • 咳がひどい場合は、抱きあげて、たて抱きにし、咳が落ち着くまで待ちましょう。
  • 昼間は大したことがないと思っていても、夜中になって、急に容体が悪くなることがあります。ひどい咳と同時に、呼吸がゼコゼコしたり、息を吸うときにヒューヒューと音がしたら、それは呼吸困難を起こす前ぶれです。早めに病院にかかりましょう。夜間は救急外来にかかりましょう。呼吸困難になって唇や顔の色が紫色になるチアノーゼを起こしたら、救急車を呼びましょう。